【IQ】アイチーイー(愛奇芸)の銘柄分析 -中国のNetflix-

アイチーイー アイキャッチ画像

爱奇艺(iQiyi)は2010年に設立された中国の動画サイトで、中国の検索大手バイドゥ(百度)傘下の企業です。

自社制作の人気オリジナルコンテンツを多く持つことから、「中国のネットフリックス」といわれています。

昨年4月には"本家"ネットフリックスと中国での動画配信に関するライセンス契約を結び話題になりました。

出典:Netflix、中国進出へ:バイドゥ傘下の配信サービスと提携 | DIGIDAY[日本版]

 

今年の3月にナスダックに上場し、株価は上場初値から倍以上になっています。

 

 

拡大する中国動画市場

 

動画サイト内での総再生回数

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出典:上場果たした「ビリビリ動画」とは? 「日本アニメは中国で人気」の実際 (3/4) - ITmedia ビジネスオンライン

 

中国はインターネット動画の視聴者数が6億人前後おり、アイチーイーの再生回数はテンセントビデオ(騰訊視頻)に次ぐ2位です。ちなみに3位にはアリババ傘下のYouku(优酷)が控えており、中国IT3強による競争がこの市場でも繰り広げられています。

また、月間アクティブユーザー数(MAU)で見ればアイチーイーは5憶人を超えており、これはテンセントビデオ、Youkuを抑えて中国最大のシェアを誇ります。

今後のシェア争いにおいて独自コンテンツの"質"はとても重要な要素です。その点において自社制作の独自コンテンツに加えて、ネットフリックスの人気コンテンツも扱えるアイチーイーは有利な立場にあると思います。 

出典:バイドゥら3社が激戦、中国「動画ストリーミング」市場の行方(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

 

事業内訳

アイチーイー 事業内訳

収益別(千人民元)    18Q1    17Q4    17Q3
有料会員サービス 2,094,985 1,929,825  1,329,976
オンライン広告 2,110,670 2,142,839  1,473,445
コンテンツ配信    266,670    233,485     196,016
その他    404,980    511,265     284,597
純利益  - 396,752  - 612,380 -1,119,569

出典:IR Home | Investors | iQIYI

 

アイチーイーの主要事業は動画配信に加えてオンライン広告事業があります。

どちらの事業も前年同期比+40%以上の成長をしており急成長を遂げています。

事業全体では未だに黒字化できていませんが、赤字幅は減少しているので近いうちに黒字決算を発表してくれると期待しています。

 

大手通販会社JD.comと協業

中国のネット通販会社といえばアリババが有名ですが、それを追走するのが中国のアマゾンことJD.com(ジンドン)です。

アイチーイーとジンドンはパートナーシップを組んでおり、これにより双方のデータの共有が可能になるため、広告の最適化やユーザーが望む商品を提示しやすくなるなどの相乗効果が期待できます。

出典:【NEWS】JD(京東:ジンドン)と愛奇芸(Iqiyi)が「京愛計画」というビジネスモデルを協力構築すると発表。 – チャイナテックメディア

 

👇JD.comの記事はこちら👇

 

アイチーイーのモート

C (高い市場シェアを持つが、スイッチングコストが低い銘柄)

動画配信事業はコンテンツ力のあるサービスに人が集まるので、モートの浅い市場だと思います。

ただ、最近の動画制作費高騰の流れはアイチーイーにとってプラス要因だと思っています。製作費が高騰すれば資金力のある企業しか良い作品が作れなくなるからです。

そして市場が寡占化すれば企業間の競争が緩やかになるため、安定した利益を生むことが容易になります。

 

アイチーイーの成長性

A (企業も業種の未来も明るい銘柄)

以前は中国といえばコンテンツを無料で違法視聴しているイメージがありましたが、最近では30歳未満の若いユーザーを中心にコンテンツにお金を払う行為が当たり前になってきています。

17年、中国の有料動画市場が前年比約2倍の218億元(約3706億円)規模に達した。今後数年も60%以上のペースで成長すると見込まれている。

引用元:中国、17年のネット著作権市場が10兆円規模に 有料サービスが過半数占める--人民網日本語版--人民日報

この流れはアイチーイーにとって追い風で、市場の成長に伴い今後の収益も伸びていくと思います。

 

アイチーイーのバリュエーション

現在株価:36.29ドル

株価 アイチーイー

以前に紹介したビリビリ動画と同じで上場して3ヵ月しか経っていないのでバリュエーションの判断は難しいですが、株価はすでに最安値から倍以上になっています。

 

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結論

市場の拡大がまだまだ見込めそうなので、成長面は心配しなくてもいいと思っています。

今後どのタイミングで事業を黒字化できるかがこの銘柄のポイントで、黒字決算を発表すれば株価も爆上げすると思います。

 

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